2026/05/05 12:26

今回ご紹介するのは、5GD N。
深めのカップによる豊かな響きと、全音域での扱いやすさを高いレベルで両立した、太管テナー向けの推奨モデルです。
(写真を挿入)
深いカップの豊かな響きと、扱いやすい吹奏感を両立
5GD Nの大きな魅力は、ダークでフルな響きと、効率的でコントロールしやすい吹奏感を両立していることです。
カップはしっかり深く、容量も大きいため、音に厚みと奥行きがあります。一方で、深いカップにありがちな息の消耗感や過度な重さは少なく、非常に自然に吹くことができます。
息の入り具合と抵抗感のバランスが絶妙で、豊かな響きを得ながらも、吹きにくさを感じさせません。
口当たりが良く、全音域でコントロールしやすい
5GD Nは、口当たりが非常に良く、しっかりグリップできる安心感があります。
長時間の演奏や跳躍の多いフレーズでもアンブシュアが安定しやすく、落ち着いて吹けるのが特長です。
全音域でコントロールしやすく、唇の自由度も高いため、安定感がありながら窮屈さを感じにくい設計になっています。
芯と輪郭がありながら、柔らかく温かい音色
5GD Nの音色は、しっかりとした芯と輪郭を持ちながら、決して硬くなりません。
柔らかさや温かみもきちんと残っており、非常にバランスの取れた心地よい音色です。
ミディアムヘビーらしい、太く濃厚で力強いサウンドがありながら、歌いやすさも兼ね備えています。
ビブラートもかけやすく、ソロや歌心のあるフレーズにもよく応えてくれる印象です。
レスポンスが良く、上の音域も薄くなりにくい
深めのカップと7.1mmのスロート径を持ちながら、5GD Nは音の立ち上がりが非常に早く、レスポンスも良好です。
振動伝達効率が高く、吹いたエネルギーがロスしにくいため、低音域は厚く、上の音域でも音が薄くなりにくいのが大きな魅力です。
そのため、オーケストラ、アンサンブル、ソロまで、幅広い場面で非常に扱いやすい一本に仕上がっています。
5GD N 仕様
• リム内径:25.4mm
• リム外径:38.1mm
• スロート径:7.1mm
• 重さ:199g
• Large Shank
特徴
• 太管テナー向けの推奨モデル
• 深めのカップながら、全体は効率的でフォーカスが保ちやすい
• ダークでフルな響きに、十分な芯(コア)を両立
• オーケストラ/アンサンブル/ソロまで幅広く対応
• 低音域は厚く、上の音域も音が薄くなりにくいレスポンス
• リム設計により、やや大きく感じやすい
備考
• Bach 5G付近のリムサイズ(より快適なリム、やや深めのカップ、わずかに増した質量)
• 比較:Greg Black 5G と 5G–4G の間、Ferguson 2 より少し深め
製造について
MST STUDIO MOUTHPIECESの製造は、アメリカ・ユタ州ハリケーンの工房にて、James R New が一貫して担当しています。
設計思想を深く理解したうえで、精度・再現性・音響特性に責任を持って製作されています。
豊かな響きと扱いやすさを両立した太管テナーモデル
5GD Nは、深いカップによる豊かな響き、しっかりした音の芯、そして高いコントロール性を兼ね備えたモデルです。
Bach 5G付近のサイズ感で、より快適なリムと充実した響きを求める方に、特におすすめしたい一本です。